イメージで記憶するとは?また、反復して覚えるのが良くない理由は?
場所法やストーリー法などを使い始めたときに、イメージで記憶することが大切だと強調されます。
イメージの使い方がわからない頃は、イメージで記憶するってどんな感覚かわからないと思いますので、そのあたりを解説します。
単刀直入にいうと、イメージを使って記憶するというのは視覚情報を思い浮かべながら記憶しようということです。
これまで、くりかえし唱えて覚えよる癖がついている人も多いと思います。
私も初めは、何度も単語を繰り返し黙読しながら無理やり暗記しようとしていました。
ここでそれをぐっとおさえて、視覚化の癖をつけましょう。
これは投球フォームを矯正するようなものです。
適当なフォームでは、ボールを速く遠くへ投げれないように、記憶においても効果的なやり方があります。
そこで非常に大切な要素の一つが視覚化になります。
具体的にどのように視覚化していけばいいかといえば、五感をフル活用することが重要です。
ことばで伝えるのには限界があるので、やってみましょう。
ひゃくぶんはいっけんにしかずです。
まず、一番最初にメモリーリーグのイメージを利用して、感覚を感じてもらうのが良いと思います。
場所法でイメージを覚える必要があるので、まだ場所を作ってない方は先にポイントを作りましょう。
作り方はこちらで解説しました。
メモリーリーグにログインすると左上に「train」と表示されるので、ここで練習ができます。
そこでまず、「images」をやってみましょう。
imagesのテスト内容は、ランダムで画像が表示されます。
その画像の順番を記憶するゲームです。
作った場所に、一つ一つその画像を置いていきます。
その場所に鮮明に画像を置くことができると、よく記憶できていること感じていただけると思います。
感情が動いたものは、さらに記憶に残ります。
「どうして僕の机の上ににワニがいるの!びっくり!」(驚き)
「机の上にどろだんごがある。きたない。」(嫌悪感)
「この泥団子を口に入れるとどんな味がするんだろう、匂いは?、硬さはどうだろう?」
と、視覚をメインに五感を活用します。
imagesで練習して、視覚化することに慣れていくと、イメージ化のコツが掴めてくると思います。
それを単語にも応用していくわけです。
文字情報として覚えたり、その単語を繰り返し唱えて覚えたりするのではなく、イメージ化するんです。
実際に5つの単語を覚えてみましょう。
1.新幹線
2.コーヒー
3.猫
4.ヘリコプター
5.ストロー
一つ目の場所に、新幹線をイメージします。大きすぎて、自宅を貫通しているかもしれません。
2つ目の場所には、コーヒーを置きます。あまり目立たないようでしたら、こぼしちゃいましょう。
3つ目の場所には猫がいます。無邪気にじゃれあってる猫をイメージします。一匹ではなく、数を増やすとさらに記憶に残ります。
四つ目には・・・
と、このようにイメージに変換することで比較的長期間記憶に残るようになります。
慣れたら瞬時に記憶できるようになります。
イメージ化することは、唱えたり、文字情報として記憶するよりも、はるかに効率的で洗練された方法であると感じていただけたと思います。
まだ、画像や映像として覚えることに慣れてないので、いつものように反復した方が早いと感じた人もいるかもしれません。
ですが、そう感じる理由は、いままでの膨大な学習時間を反復して覚えることに時間を当てたからです。
それだけの時間をイメージ化に当ててれば、比較するまでなく、歴然とした差が生まれます。
イメージ化を使いこなすことができるように練習すれば、あっという間にそれまでの記憶方法よりも効率的に記憶できるようになります。
コメント