才能がない人は死ぬしかない?
才能がなくても生きてもいいと思います。
才能は育むことができるので、伸ばすことも十分可能です。
才能がない人は死ぬしかない?
才能がないと悩んでいる時は、無力感を覚え、生きる意味なんてないんじゃないかと、つい考えてしまいます。
よく考えてみれば、生きる意味は才能だけで決まるわけではないのですが、落ち込んでいる時は明晰な思考ができないので仕方ないです。
何をもって才能とするかですが、トップアスリートレベルになると才能が必要だと思います。
最高のパフォーマンスで活躍できる選手生命が約10年だとすれば、その10年に生まれた人のうちほんの少数の人しか、トップになれないわけです。
しかし、並のコミュニティで優れた成績を出すレベルだったら、大抵の人でも実現可能だと思います。
その前に才能が全てだと考える人はその考え方を変える必要があります。
才能がないと悩みがちな人の多くは生まれ持った遺伝子で全てが決まると考える人が多いように思います。
たしかに遺伝子は影響力をもっているのは確かですが、環境要因も大きな影響力を持っています。
生まれ持った遺伝子だけで能力が決まることはほとんどありません。
自分には才能がないから何をやってもうまくいかないと考えることがなぜ問題かといえば、そもそも才能を伸ばそうと思いいたらないからです。
自分にはなす術がないと思ってるのだから、挑戦しようとする気にもなりません。
トレーニングを積まなければ、素質以外の努力で補える面においても、努力する人と差が開きます。
才能があったとしてもその才能育まなかった結果、自分には何もできなかったという現実を見ることになります。
それで自分が何もできなかった理由は努力しなかったからではなく、才能がなかったからだ、と考えます。
とはいえ、精神的に病んでて辛い時にこのような話は聞きたくないし、認めたくないと思います。
まずは全てをマイナスに考えがちな状態に今あるのなら、思考を転換して見ましょう。
実際に瞑想などで不安を減らすことができます。
マイナス思考がやや改善されたら、もっと前向きに何かやってみようという気になるものです。
それから、才能を伸ばす努力をしてみるといいかもしれません。
それでは能力も性格も生まれ持った遺伝子だけで決まるわけではなく、後天的に変えることができるということについてお話しします。
才能とは生まれつきの能力、つまり何らかの能力を発揮しやすい遺伝子だと仮定します。
行動遺伝学によると、人の性格は遺伝子と環境の影響が大体半分ずつだと言われています。
なので、遺伝子だけでその人の性格が形作られるわけではありません。
その性格の一つに誠実性という要素があります。
この誠実性が高い人は継続的に努力をするのが得意な性格です。
つまり誠実性を後天的に高められれば、誠実性の低い人よりも、強い忍耐力を持って努力することができるようになります。
また、才能を育むには、適切なトレーニングが必要です。
どれだけ突出した才能があっても、その才能を高める環境がなければ、その才能が発揮されることはなく、トップレベルの能力まで昇華されることはありません。
能力を最大限に高めるには、自分の才能を見極めることが大切です。
その技能を伸ばすのに長けた指導者に指導を受けれる環境も重要です。
他にも洗練されたトレーニング方法や、正確なフィードバックが瞬時に得られることも重要です。
自分の磨こうとしている能力に、今の動きが正しいのかがわからなければ改善のしようがないので、能力を伸ばすことはできません。
なので正確なフィードバックが必要です。
可能ならできるだけ早くフィードバックがある方が良いです。
早ければ早いほど効率的にトレーニングを進めることができるからです。
まだまだ才能を育むために満たす必要のある要素は幾つもあります。
これだけの伸びしろがあると知れて、やる気が出てきた人もいると思います。
徹底的にやり尽くしてみると、才能がなくて死ぬしかないなんてことは思わなくなると思います。
とはいえ、誰にも真似できないような才能を発揮したいとは思わずにはいられませんが。
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