優れた記憶術の一つに「場所法」があります。その作り方について話していこうと思います。
場所法の場所の作り方ですが、見知ったルートを利用するのかおすすめです。
自宅の中やいつもの散歩のルートを利用しましょう。
一本道になるようにポイントをおくと混乱しなくて済みます。
具体例をあげるとこのような感じです。
①寝室のテーブル
↓
②キッチン
↓
③リビングのソファー
↓
④書斎の本棚
↓
⑤バスルームの浴槽
順番は一本道になるように変更して構いません。
このポイントに一つずつ覚えたいものを置いていきます。
なれると、1ポイントに物を二つずつ置くのもいいかも知れません。
順番に覚える必要がないのであれば、二つずつ置いていても大丈夫です。
それぞれの場所に、覚えたい物を二つずつ置くのであれば、5ポイントの場所で10項目覚えることが可能になります。
場所を作るときに注意したいことは、似ているポイントを作らないことです。
なぜなら、記憶の干渉が起こる可能性があるからです。
例えば、自宅に本棚を二箇所ある人であれば、ポイントととして利用するのはどちらかにしましょう。
思い出す時にどちらの本棚に置いていたか混同しがちなんですね。
記憶の干渉が起きているかどうかを確認するには、実際にそのルートを試してみるのが手っ取り早いです。
実際にやってみて、問題なく思い出せて、思い出しにくさがなく、瞬時に思い浮かぶのであれば、記憶の干渉は起こっていないと考えて良さそうです。
はじめのほうは、普通に記憶した方が早いと思うかもしれませんが、なれたら場所法の瞬発力にはかないません。
この場所法は、世界記憶力選手権のトップ選手たちも利用していると言われています。
世界記録はアレックス・ミュランさんの記録で、トランプ52枚を16.86秒で覚えてしまいます。
一つのカードに1イメージを置いているとすれば、104桁の数字を16秒で覚えてるのに相当します。
数字は二桁を一つのイメージにしている場合が多いので。
驚異的ですね。
1つの場所に二つずつイメージを置くのであれば、トランプ52枚をおぼるのに必要な場所は26ポイントです。
一つずつ置くのなら52ポイントです。
初めて行った観光地などに、印象的なポイントを場所法として利用するのもありです。
コメント